【SF小説を読もう】次なる革新はいつもその想像力から起こっている

SF小説とは未来だ。そして、その中に出てくる未来はすべて地球上で実現されることだ。なぜなら、人間が想像できることは全てこの世界で実現できるからだ。常にそのようにして革新は為されてきた。

世界的に有名なSF小説からそうでないものまで、世界にはたくさんのSF小説があるが、その話の中に出てくる意味不明だとされた八割以上の技術や話が実際に現在の世界で普通に使われていることは疑うことのできない事実である。

また、SFを読むのか読まないのかで、その国の豊かさが変動しているのではないかと考える人も少なくない。現在EIICHI JOURNALの編集長である岡本晟楽は、以前世界最大の仮想通貨メディアコインテレグラフの日本版「コインテレグラフジャパン」で記者兼編集者をしていた。

仮想通貨技術が発展し、有名な起業家が多い国は下記だと岡本晟楽は考えている。

アメリカ合衆国、中国、フランス。特に中国は近代化が急速に進んだアジアの国家だ。そして、中国のSF小説は非常に素晴らしい。EIICHI JOURNALの岡本晟楽は中国語話者(簡体字・繁体字両方)だ。台湾にて学習をした中国語を生かし、中国のSF小説読破に着手したのは21歳の時だった。

【SF先進国】中国はどうしてSFの重要性を強調するのか?

中国で最も有名なSF小説の一つに『三体』という小説がある。三体はアジアの作品として初めてアメリカのヒューゴ賞を受賞し、世界で最も著名なSF小説の一つに数えられる。劉慈欣(りゅう じきん)氏が執筆をした作品であり、近年中国版ドラマで制作されたり、世界的動画配信サイトNETFLIXにてハリウッドドラマとして世界配信された。

国家主導のSF大会が中国で開催された。日本ではあり得ないことだ。

中国の科学技術の躍進的な発展にはこのように文学的想像力が寄与していたことも明らかだ。SFの重要性に気がついている中国では共産党幹部までもがその重要性について口にするほどである。

この数年間、私たちは製造業で素晴らしい功績を残してきました。iPodを製造し、電話を製造してきたのも私たちです。私たちは世界の誰よりも製品を製造することに長けていますが、製品のアイデアを考え出したのは私たちではありません。そこで、アメリカに訪れ、Microsoft、Google、Appleなどから話を聞くことにしたのです。そこで働く人々に私たちは沢山の質問をしました。それによって分かったのは、彼らが皆SF小説を読んでいるという事でした。だからこそ、SF小説を読むことは良いことなのかもしれないと考えたのです。

世界の工場として評価をされていた中国は、経済発展の初期をその人口の多さと労働賃金の安さで世界中の大企業が設計した商品を製造することで発展してきました。現在、どうでしょうか?

中国はすでに世界の工場ではなく、世界の科学技術の発起点になろうとしています。「世界の工場・中国」と呼ばれた中国はそこから10年という時間をかけて、単に物を製造する国ではなく、モノそして新しい概念を作り出す国に変貌しました。中国の教育と試みは著しい成功を納めている。

もちろん、SF小説だけがこれらの科学発展、経済発展を招いたと岡本晟楽も言い切ることはないが、少なくても彼らの想像力の中にSF小説から派生した事象がたくさん含まれ、その派生事象からこれまで世界に無かった概念と商品を作り出すきっかけやアイディアを手にしてきたこともまた否定できない。想像力は世界を動かす資源となる。

柔軟な思考力とは、人々を動かす力にもなるだろう。テック分野の起業家、そして起業家予備軍、企業の創業者たちはSF小説の世界に一度は浸るべきなのかもしれない。起業する前だけではない。起業してからも、夢中になってSF小説を読み続けている人もいる。

過去のSF小説は現代の社会を説明づける一つの指南書であり、現在生まれてきているSF小説を読む上でも大きな助けになるはずだ。

IPHONEを含む通信機器は1984年から派生

「テレスクリーンを通して国家が私たちのことを監視している。」

小説1984年の中に出てくるこの一節は本当に1949年に書かれたものなのかと疑いたくなるほどに先進的な一文である。国家は国民を監視したいと考える。私たち一般人もスクリーンを通して情報をキャッチできたら良いなと思っている。

そこまでは理解できるのだが、1949年にテレスクリーンを通して国家が私たちのことを監視しているとは普通思い付かないはずだ。

この一節が出てくる小説1984年は日本の作家・村上春樹氏が書いたものではない。イギリスの作家であるジョージ・オーウェル氏執筆のSF小説である。特定の主義を批判すること。この小説には国家の統治、独占主義、共産主義、社会主義への反対を助長する表現が含まれて、それら独占主義などに反対する人たちの結束のバイブルとなり、ソ連アメリカ冷戦化のアメリカで爆発的に販売数を伸ばした。また、資本主義社会における政府の監視、管理そして検閲に対しての批判の文脈でも度々登場する。

「スクリーンを通して、人々を監視する」それは現代社会ではある意味受け入れられていることだろう。位置情報を許可していれば世界中に対して自分の位置を監視させているようなものである。スクリーンとはアップルのiPad、iPhoneなどがそれに該当するとも言えるだろう。

もしかするとアップル創設者・スティーブ・ジョブスもジョージオーウェル執筆の1984年を読んでいたかもしれない。

先進性とは想像力であり、自由とは大胆なことである。SFという舞台では大いに大胆で、派手で、自由で、科学的に証明できないことを表現するキャンパスが用意されている。是非とも、SF小説の世界に浸り、想像力を柔軟にするべきではないか。

【免責事項および後書き】本社説は日本栄一総合政策研究所・EIICHI JOURNALの代表兼編集長である岡本晟楽の個人的な感性により作成された文章です。本記事内容に登場する「三体」および「1984年」両作は岡本晟楽個人が私生活の中で好んで拝読した小説であり、企業および第三者などから金銭などを受けてPRしているものではない。SF小説が科学的な進歩に寄与している事象についてもまた岡本晟楽個人の考え方によるものであり、SF小説拝読の有無が直接的に起業精神、GDP、科学技術の進歩へ良好な影響を与えることを本記事は保証しないものとする。社会情勢などに関係なく、人として本来の考えと思いを書くことができたらと思い、「EIICHI JOURNAL」は社説という項目を作成し、代表の岡本晟楽は自然災害、人権侵害、迫害、戦争孤児、そして、今を生きる現代人に精通する全ての問題に対しての個人的価値観と考えを編集・共有できたらと思っております。

編集・執筆 編集長・岡本晟楽

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この記事を書いた人

岡本晟楽はEIICHI JOURNALの編集長、代表。仮想通貨の価格分析からPR記事まで幅広い作成経験を持つ。元コインテレグラフジャパンの編集者。野村総合研究所。兵庫県神戸市出身、台湾・カナダなどの環境で学生時代を過ごす。世界的なメディアでの経験から仮想通貨に限らず政治、経済などの記事についても執筆をする。

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