日経平均株価、大幅続落でスタート──前週末の急騰から一転して6万3,000円割れを試す展開

日経平均株価

8月最初の取引となった週明け3日の東京株式市場は、売りが先行して始まった。前週末7月31日に米国株の反発や大規模な買い戻しを受けて日経平均株価(225種)が2,400円を超える記録的な急騰(6万4,362円02銭で引け)を見せたものの、週明けの東京市場はその勢いを維持できず、一転して利益確定売りやポジション調整の動きが広がっている。

午前中には一時下落幅が1,400円を超える場面もあり、節目の6万3,000円を割り込んで推移するなど、足元ではボラティリティの激しい神経質な相場展開となっている。

1. 売りが先行した背景と主な要因

本日の市場で下押し圧力が強まっている主な背景には、以下の要素が挙げられる。

  • 急速な円高・ドル安の進行:外国為替市場でドル・円相場が1ドル=157円台後半へと円高方向に振れたことが、自動車やハイテクなどの輸出関連株を中心に買いを手控えさせる要因となった。
  • 利益確定売りと短期的な過熱感への警戒:先週末までの短期間での急ピッチな戻りを受け、週末を跨いだポジションの巻き戻しや、利益を確定させるための売り注文が優勢となった。
  • 主力半導体・AI関連銘柄の軟調:市場の関心を集めていたキオクシアホールディングスなどの主要半導体関連株が売り優勢で始まったことも、全体指数の重荷となっている。

2. 好決算への期待と下値支持を巡る攻防

一方で、国内企業の4-6月期決算発表が本格化する中、業績の裏付けがある銘柄や好決算を発表した個別企業への物色意欲は根強い。先週末に見せた急騰劇が示す通り、市場の底流には押し目買いを狙う資金も厚く控えており、目先の下値支持線付近での攻防や値動きの荒さが当面は続く見通しだ。

今後の展望

今週は、本格化する主要企業の決算内容の精査に加え、為替の動向や海外市場のボラティリティが引き続き相場の方向性を左右する重要な鍵となる。急激な乱高下を経て、市場が真のトレンドを見極めるための健全な調整局面を脱却できるか、国内外の投資家の視線が注がれている。

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この記事を書いた人

岡本晟楽はEIICHI JOURNALの編集長、代表。仮想通貨の価格分析からPR記事まで幅広い作成経験を持つ。元コインテレグラフジャパンの編集者。野村総合研究所。兵庫県神戸市出身、台湾・カナダなどの環境で学生時代を過ごす。世界的なメディアでの経験から仮想通貨に限らず政治、経済などの記事についても執筆をする。

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