ビットコイン市場、米・イラン和平合意を受け2週間ぶりの高値へ反発

ビットコイン

6月中旬の仮想通貨市場において、ビットコイン価格が鮮明な回復基調を見せています。5日には一時6万ドルを下回り、2024年10月以来の安値を記録するなど不安定な展開が続いていましたが、週明けの15日には6万5,000ドル台まで急伸。中東情勢の緊張緩和というポジティブな材料が、リスクオンムードを後押ししました。

市場反発の背景:ホルムズ海峡の「再開」が呼び水に

今回の価格反発の最大の要因は、米国とイランが紛争を終結させ、ホルムズ海峡の封鎖を解除する和平合意に至ったというニュースです。世界貿易の要衝である同海峡の再開は、グローバルな物流リスクを大幅に低減させました。これを受けて株式市場をはじめとするリスク資産全般に買い戻しの動きが広がり、ビットコインもその恩恵を受ける形となりました。

投資家の視点と今後の展望

市場では「今回の回復がさらなる上昇の起点となるか」について慎重な見方が交錯しています。

  • 中間底形成の期待: IGマーケットなどのアナリストは、6月5日の安値を「中間的な底(インターリム・ボトム)」として、市場が心理的節目である6万ドルを強固に防衛した点を前向きに評価しています。
  • 機関投資家の動向: 一方で、米国の現物ビットコインETFでは5週連続で資金流出が続いており、機関投資家の本格的な買い戻しには至っていないとの指摘もあります。
  • 週次の重要イベント: 投資家の関心は、今週開催される米連邦準備制度理事会(FRB)の会合へと移っています。金利方針に関する当局のスタンス次第では、再び相場がボラティリティを高める可能性があるため、市場参加者は警戒を強めています。

専門家の分析:4年サイクルの検証

ギャラクシー・デジタルによる最新の分析では、ビットコインが歴史的な「4年サイクル」のパターンを維持していると指摘されています。サイクルの振幅は過去と比較して小さくなっているものの、依然として市場の主要なリズムとして機能しているという見解です。

市場全体がFRBの政策決定を待つ中、ビットコインは6万7,000ドルの抵抗線を突破できるかどうかが、目先のトレンドを左右する鍵となりそうです。

※本記事は2026年6月15日時点の情報に基づくものです。市場価格は常に変動するため、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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この記事を書いた人

岡本晟楽はEIICHI JOURNALの編集長、代表。仮想通貨の価格分析からPR記事まで幅広い作成経験を持つ。元コインテレグラフジャパンの編集者。野村総合研究所。兵庫県神戸市出身、台湾・カナダなどの環境で学生時代を過ごす。世界的なメディアでの経験から仮想通貨に限らず政治、経済などの記事についても執筆をする。

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