公開日:2026年5月13日|最終更新:2026年5月14日
「Perp DEXって最近よく聞くけど、何のこと?」 「HyperliquidやedgeXって何が違うの?」
この記事では、仮想通貨・DeFi初心者の方に向けて、Perp DEXの基本的な仕組みから主要サービスの比較までをわかりやすく解説します。
むずかしい専門用語はできるだけ使わず、たとえ話を使いながら解説しますので安心してください。
目次
- Perp DEXとは?3行でわかる概要
- そもそも「先物取引」って何?
- CEX(中央集権取引所)との違い
- 資金調達率(ファンディングレート)とは?
- 主要Perp DEX 5選を比較
- 初心者が使うならどれがおすすめ?
- リスクと注意点
- まとめ
Perp DEXとは?3行でわかる概要
Perp DEX(パープ・デックス)とは、次の3つの要素を組み合わせたサービスです。
- Perp(パーペチュアル)= 無期限先物契約(期限のない取引)
- DEX(ディーエックス)= 分散型取引所(会社が管理しない取引所)
- つまり「期限のない先物取引を、自分のウォレットから直接できる場所」
一言でいうと:「バイナンスやコインチェックのような取引所を使わずに、ウォレットだけで先物取引ができるサービス」
2025年現在、Perp DEXの月間取引量は1兆ドル(約150兆円)を超える巨大市場に成長しています。
そもそも「先物取引」って何?
Perp DEXを理解するには、まず「先物取引」を知る必要があります。
普通の取引(現物取引)
「今、ビットコインを100万円で買う」→ これが現物取引です。実際に資産を持ちます。
先物取引
「ビットコインが上がると思うから、今の価格を基準に”契約”を結ぶ」→ これが先物取引です。実際にビットコインを持たなくても、価格の動きに連動して利益・損失が発生します。
さらに、普通の先物は「3ヶ月後に清算」のように期限があります。
しかしパーペチュアル(無期限)先物は期限がありません。 月額サブスクのように、自分でポジションをクローズするまで持ち続けられます。
たとえ話: 普通の先物が「期間限定レンタル」なら、パーペチュアル先物は「月額制レンタル(いつでも解約可能)」のようなもの。
レバレッジとは?
先物取引ではレバレッジ(てこの原理)を使えます。
たとえば、10万円の証拠金で「10倍レバレッジ」をかければ、100万円分の取引ができます。
- 価格が1%上がれば → 10%の利益(1万円)
- 価格が1%下がれば → 10%の損失(1万円)
利益も損失も何倍にも膨らむため、初心者は低レバレッジから始めることが必須です。
CEX(中央集権取引所)との違い
| 比較項目 | CEX(コインチェック等) | Perp DEX(Hyperliquid等) |
|---|---|---|
| 資産の管理 | 取引所が管理 | 自分のウォレットで管理 |
| 登録 | 本人確認(KYC)必要 | ウォレットのみで利用可能 |
| 透明性 | 非公開 | すべてブロックチェーン上に記録 |
| 取引所倒産リスク | あり(FTX破綻の例) | 資産は自分管理のためリスク低 |
| 操作のしやすさ | 簡単 | やや複雑 |
| 対応銘柄 | 多い | 多いが銘柄差あり |
最大の違いは「資産を自分で管理できること」です。
2022年に起きたFTX(大手暗号資産取引所)の破綻では、多くのユーザーが資産を失いました。Perp DEXでは取引所に資産を預けないため、このようなリスクを大幅に減らせます。
資金調達率(ファンディングレート)とは?
Perp DEXを使うと、「資金調達率(ファンディングレート)」という言葉をよく見かけます。
なぜ必要なの?
無期限先物は期限がないため、先物の価格が現物の価格とズレていくことがあります。
このズレを補正するための仕組みが資金調達率です。
仕組み
- 先物が現物より高い(ロングが多い)場合 → ロング(買い)ポジション保有者が、ショート(売り)保有者に手数料を支払う
- 先物が現物より安い(ショートが多い)場合 → ショート保有者がロング保有者に支払う
たとえ話: ビュッフェで「唐揚げ」が人気すぎて列ができているとき、「唐揚げ待ちの人」が「唐揚げを待たない人」に少額払う仕組み。これにより人気が平均化(=先物と現物の価格が均衡)されます。
資金調達率は8時間ごとに精算されることが多く、長期でポジションを持つ際は注意が必要です。
主要Perp DEX 5選を比較
2025年現在、注目度の高い主要Perp DEXを初心者向けにわかりやすく比較します。
1. Hyperliquid(ハイパーリキッド)
「Perp DEXの王者」
独自開発のブロックチェーン(L1)上に構築された、現在最大の取引高を誇るPerp DEXです。
- チェーン: 独自L1(Hyperliquid L1)
- 最大レバレッジ: 50倍
- 手数料: メイカー0.01%〜 / テイカー0.035%〜
- 特徴: 年間取引量がCoinbase(米国最大手CEX)を超えた(約2.6兆ドル)。2024年に行ったエアドロップで70億ドル規模のトークン($HYPE)をユーザーに配布し、大きな話題となった。
初心者メモ:まずこれを使ってみるのが定番。UIも比較的わかりやすい。
2. Aster(アスター)
「Binance系の急成長DEX」
Binance(世界最大の暗号資産取引所)陣営が支援するPerp DEXです。
- チェーン: BNB Chain
- 最大レバレッジ: 1001倍
- 特徴: ワンクリック取引・グリッドトレード機能あり。$ASTERトークンはTGE(上場)後24時間で500%以上急騰。世界のPerp DEX市場で約20%のシェアを獲得。
初心者メモ:Binanceとの連携が強く、Binanceユーザーには使いやすい。
3. edgeX(エッジエックス)
「急成長中・エアドロップ期待No.1」
Amber GroupというWeb3ファンドが孵化させた高速Perp DEXです。
- チェーン: StarkEx(Ethereum L2)
- 最大レバレッジ: 200倍
- 特徴: ZK技術により最大20万TPS(1秒間に20万件の取引処理)を実現。公式スマホアプリあり。過去90日間で取引量が544%増と急成長中。現在Pre-TGE(上場前)のポイントシステム(XP・MARU)が進行中。
初心者メモ:TGEまでに利用してポイントを貯めておくことが狙い目。
4. Lighter(ライター)
「手数料完全無料の破壊的モデル」
メイカー・テイカーともに手数料0%という異例のモデルを採用するPerp DEXです。
- チェーン: 独自Appchain
- 手数料: メイカー0% / テイカー0%
- 特徴: TGE済み。モバイルアプリで取引可能。30日間で2320億ドルもの取引量を処理。市場シェアは約17%。
初心者メモ:手数料を気にせず使えるのは大きなメリット。ただし持続可能性に注目が必要。
5. GRVT(グラビティ)
「証拠金に利回りが付く唯一の設計」
取引しながら証拠金(担保)に利回りが付くという独自機能が特徴です。
- チェーン: ZKsync Validium(Ethereum L2)
- 最大レバレッジ: 100倍
- 手数料: メイカー-0.01%(リベート) / テイカー0.045%
- 特徴: 証拠金に年10%相当の利回り(Earn on Equity)。Vault(保管庫)はAPY25%前後も。メイカー手数料がマイナス(=板に注文を出すほど手数料をもらえる)。
初心者メモ:「置いているだけで利回りが付く」のは初心者にもわかりやすいメリット。
比較表まとめ
| サービス | 最大レバレッジ | テイカー手数料 | チェーン | エアドロップ |
|---|---|---|---|---|
| Hyperliquid | 50倍 | 0.035%〜 | 独自L1 | 済($HYPE) |
| Aster | 1001倍 | 要確認 | BNB Chain | 済($ASTER) |
| edgeX | 200倍 | 要確認 | StarkEx | 進行中(Pre-TGE) |
| Lighter | 要確認 | 0% | 独自Appchain | 済 |
| GRVT | 100倍 | 0.045% | ZKsync | 進行中 |
※手数料・スペックは変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
初心者が使うならどれがおすすめ?
まず試したい → Hyperliquid
Perp DEXの中で最大の実績があり、情報量も豊富。UIも比較的わかりやすく、日本語コミュニティも存在します。
エアドロップを狙いたい → edgeX
現在Pre-TGEのポイント期間中で、取引するだけでXPとMARUのダブルポイントが貯まります。過去のHyperliquidエアドロップのように、TGE時に大きなリターンになる可能性があります。
手数料を抑えたい → Lighter
メイカー・テイカーともに手数料0%なので、取引コストを最小化したい方に向いています。
利回りも欲しい → GRVT
証拠金に年10%相当の利回りが付くため、「置いているだけで増える」という感覚で使えます。
リスクと注意点
Perp DEXは可能性の大きなサービスですが、リスクも正しく理解することが大切です。
① レバレッジリスク
レバレッジをかけると損失も何倍にも膨らみます。特に10倍以上のレバレッジは、価格が10%動いただけで全損(清算)になります。 初心者は最初2〜3倍程度から始めましょう。
② スマートコントラクトリスク
Perp DEXはプログラム(スマートコントラクト)で動いています。プログラムのバグがあった場合、資金が失われる可能性があります。
③ 資金調達率コスト
長期間ポジションを保有し続けると、資金調達率の支払いが積み重なります。特に相場の過熱時は資金調達率が高くなるため注意が必要です。
④ 規制リスク
無期限先物取引は各国で規制対象とされやすく、今後規制が強化される可能性があります。日本居住者が利用する際は最新の法令を確認してください。
大原則: 余裕資金の範囲内で、失っても生活に影響しない金額だけで取引しましょう。
まとめ
Perp DEXについておさらいします。
- Perp DEXとは「期限のない先物取引を、自分のウォレットから直接できる分散型取引所」
- 最大の特徴は「資産を自分で管理できること」と「KYC不要で使えること」
- 2025年の月間取引量は1兆ドル超と急成長中
- 現在最大手はHyperliquid(市場シェア約38%)
- エアドロップ狙いならedgeXが注目
- 初心者は低レバレッジ・少額から始めることが鉄則
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。仮想通貨・デリバティブ取引はリスクを十分に理解した上で、自己責任で行ってください。料金・スペックは2026年5月時点の情報をもとに作成しています。最新情報は各公式サイトでご確認ください。


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