2026年7月最終週(7月27日〜31日)の東京株式市場において、日経平均株価(225種)は一週間にわたって激しいボラティリティ(変動率)を伴う展開となった。週末7月31日の日経平均終値は6万4,362円02銭となり、前週末比で249円安(2週ぶりの小反落)でこの一週間の取引を終えた。
1. 週前半の底堅さと週後半の荒い値動き
週初から中盤にかけては、中東情勢を巡る懸念の後退や米国株の動向を手がかりに、幅広い銘柄に買い戻しが入る場面が見られた。
しかし、週末に近づくにつれて、国内外の主要企業の決算発表やハイテク・半導体セクターの動向を睨んだポジション調整の売りが重なり、指数は方向感を模索する展開に。特に週半ばには、下値で一時節目の6万円台に肉薄する場面もあり、市場参加者の間で警戒感と押し目買い意欲が交錯する神経質な値動きとなった。
2. 下値支持線の死守と短期調整一巡への期待
この一週間を通じた最大の焦点は、下値の主要なテクニカル指標である「26週移動平均線(約6万1,124円)」付近での攻防であった。結果として、歴史的な高値圏からの調整圧力がくすぶりつつも、同線の上方をしっかりとキープして週を終えた形となる。
市場関係者の間では、先週から意識されていた心理的節目および下値のメド(6万円前後)にほぼ到達したことで、スピード調整の局面がいったん一巡したのではないかとの見方も強まっている。
3. 今後の展望
足元では、日本銀行の追加利上げに対する警戒感や、米国市場のハイテク株の動向、そして国内主要企業の決算内容に株価が敏感に反応しやすい地合いが続いている。
急ピッチな上昇を見せたこれまでの相場から、現在は「業績相場」としての実力を試される健全な押し目形成のフェーズに入っていると言える。来週以降は、個別企業の決算内容の精査が進むにつれて、市場が再び上値を追うモメンタムを取り戻せるかどうかに注目が集まる。
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