Liquid Networkから約4,000 BTC流出 Blockstream系フェデレーションウォレットに不正引き出し

Liquid Networkで約4,000BTCが不正に引き出された問題で、流出額は約3億2000万ドル(約490億円)に達した。仮想通貨インフラを担うBlockstream系の側金融資産管理に大規模な穴が見つかった形だ。※1ドル=約154円で換算

フェデレーションウォレットから大量流出

現地時間9月6日、Liquid Networkはフェデレーションウォレットから約4,000BTCが引き出されたと公表した。Reuters配信の報道によると、Liquidは当初、約4,200BTCを保有しており、その大半が流出したことになる。

CoinDeskの当日週次一覧でも、この事件は主要ニュースとして扱われた。流出時点の評価額は約3億2000万ドルで、側金融資産管理の安全性に大きな懸念を残した。

白帽りを名乗る人物の関与

流出に関与したとされる人物は、自らを「white-hat hackers」と名乗ったという。Liquid側は、取引停止などの対応を進めながら、引き続き関係者との連絡を試みている。

その後、攻撃者側が約3,400BTCを返還したとの報道も出た。もっとも、残る資産の行方や、どのような経路で引き出しが成立したのかはなお焦点だ。

Blockstream系インフラへの打撃

Liquid Networkは、Blockstreamが関与するBitcoinサイドチェーンとして知られる。取引所向けの決済や移動を支える基盤だけに、今回の流出は単なる個別事件にとどまらない。

仮想通貨市場では、鍵管理やフェデレーション設計の脆弱性が改めて問われることになる。大量のBTCが一度に動いた事実は、資産規模の大きさだけでなく、運用体制の信頼性にも影を落とした。

市場への波及は限定的でも警戒は続く

事件は9月8日までに、「一部返還」と「残額交渉」が並走する展開となった。だが、被害総額が約490億円規模に及ぶことは変わらない。

仮想通貨の送金基盤は、価格変動だけでなく、技術的な安全性そのものが投資環境を左右する。今回のLiquid Network流出は、その現実をあらためて突きつけた。

翻訳・編集 EIICHI JOURNAL

記事に掲載されている情報は、情報提供を目的としたものであり、投資助言を構成するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任と判断において行ってください。EIICHI JOURNALは、本記事の内容に起因して生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。暗号資産(仮想通貨)への投資には、価格変動(ボラティリティ)、流動性、市場環境、規制変更、手数料の変動など、さまざまなリスクが伴います。また、世界経済や金融市場の動向により、資産価値が大きく変動する可能性があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社日本総合政策研究所編集部では日本経済および国際問題まで幅広く記事を作成しています。仮想通貨のトレンド分析から各コインの解説そして不動産投資などマクロ経済から投資まで幅広いコンテンツを共有します。

コメント

コメントする

目次