ブロックチェーン分析プラットフォームのルックオンチェーンによると、ストラテジーは5月29日、411.48BTCを約3030万ドル(約48億円)でコインベース・プライムに送金した。同プラットフォームによると、これは同社による約2年ぶりの取引所への直接的なビットコイン移動にあたる。 
そもそもセイラー氏がビットコイン売却に言及したのは5月5日の第1四半期決算説明会だ。同社はBTCを平均7万5537ドル(約1200万円)で81万8334枚保有しながら125億4000万ドル(約1兆9939億円)の純損失を計上した。年間約15億ドル(約2385億円)の配当・負債支払い義務を抱える中で、セイラー氏は「配当を支払うために若干のビットコインを売却し、市場に対するシグナルを送ることになるだろう」と語り、長年の「絶対に売らない」姿勢を公式に転換した。 
その後、セイラー氏は売却規模は「取るに足らない」と釈明し、1BTCを売却するごとに20BTCを購入するためネットの影響は「計測不能なほど小さい」と強調した。 しかし市場はこれを敏感に受け止めた。予測市場ポリマーケット上では、ストラテジーが2026年12月31日までにビットコインを売却する確率が数時間以内に91%に跳ね上がった。 同社は現在843,738BTCを保有しており、今回の移送はその0.05%に過ぎないが、業界最大の企業ビットコイン保有者の動向として市場の注目を集めた。

