ビットコインETF流出止まらず

ビットコイン

米スポットビットコインETFは9営業日連続で純流出を記録し、2024年1月の運用開始以来、最長の資金流出期間となった。9営業日の流出額は合計で約28億ドル(約4452億円)に達し、過去のいかなる持続的な売り圧力をも上回った。 

ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は米国最大のスポットビットコインETFとして9営業日の流出額の大部分を占め、5月15日から累計で約20億4000万ドル(約3244億円)の純流出を記録した。5月27日の5億2784万ドル(約839億円)の一日最大の純流出はIBITにとって過去2番目の記録で、大規模なダークプール取引が主導した。 

オンチェーンデータも弱気な見通しを裏付ける。クリプトクアントのリポートによると、大口保有者(1000〜1万BTC)の保有残高は2026年最速のペースで前年比縮小しており、2022年の弱気市場局面と同じペースを刻んでいる。長期保有者の供給量は過去最高の1580万BTCに達したが、これは新規買い手の不在を示す弱気シグナルであり、積み増しではないと指摘されている。 

一方、ハイパーリキッドのHYPE ETFには資金流入が続いており、機関投資家によるビットコインから新興アルトコインへの資金ローテーションが鮮明になっている。過去に9日間連続の流出局面はしばしば局所的な底値と一致してきた経緯があり、一部のアナリストは反転の兆候を注視している。

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この記事を書いた人

富田哲は、EIICHI JOURNALの研究統括責任者。2017年より投資活動を開始し、日本株、米国株、暗号資産、NFTなど幅広い市場での投資経験を持つ。薬学部卒業後は医療業界に従事する一方で、暗号資産業界において相場分析、翻訳、マーケティング、コミュニティ運営など多岐にわたる業務を経験。投資家としての視点と業界関係者としての実務経験を活かし、価格分析記事からプロジェクトのPR記事まで幅広いコンテンツを制作している。暗号資産に限らず、経済・テクノロジー分野についても情報発信を行う。

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