SHIFT UP、看板作「Stellar Blade」続編を発表──世界市場へ自社パブリッシングで攻勢

韓国のゲーム開発会社SHIFT UPが、自社の主力IP(知的財産)であるアクションアドベンチャー『Stellar Blade』の続編となる『Stellar Blade: BLOOD RAIN』を発表した。6月上旬に開催された世界最大級のゲームイベント「Summer Game Fest 2026」にて公開されたトレーラーでは、一新された主人公「Evie」の登場と、前作から引き継がれる硬派かつダイナミックなアクションが披露され、世界中のゲーマーから大きな注目を集めている。

自社パブリッシングで「グローバル同時展開」を狙う

今回の新作で特筆すべきは、SHIFT UPがPlayStationを通じた展開から一転、自社でのパブリッシング(販売)体制を敷く方針を打ち出した点だ。同社は「発売初日からより幅広いグローバルオーディエンスに届ける」ことを目的としており、特定のプラットフォームに依存しないマルチプラットフォーム展開を視野に入れている。これは、同社が急成長する中で、自社IPのコントロール権を強化し、収益機会を最大化しようとする戦略の表れといえる。

前作の未来を描く「肉弾戦」への進化

続編となる『BLOOD RAIN』では、前作『Stellar Blade』の後の世界が舞台となる。新たな主人公Evieを迎え、従来の剣技中心の戦闘スタイルに加え、拳を用いた激しい「肉弾戦(格闘アクション)」に重きを置いたサイバーパンク調のゲーム体験が提示されている。キム・ヒョンテ監督によれば、アートディレクションはすでに大筋で固まっており、現在はストーリーの深掘りと戦闘システムに磨きをかけている段階だという。

勢いに乗るSHIFT UPのIP戦略

SHIFT UPはこのほか、前作『Stellar Blade』のNintendo Switch 2版のリリースも発表しており、ハードウェアの垣根を超えてIPの露出を拡大させている。2026年4月には三上真司氏率いるUNBOUNDを完全子会社化するなど、グローバルな開発体制の拡充も着々と進めている。

『NIKKE』で培ったキャラクタービジネスの知見と、『Stellar Blade』で証明したAAA(超大作)クラスのアクション開発力。この二つの武器を持つSHIFT UPが、自社パブリッシングという新たなカードを切り、いかにして世界の主要なゲームスタジオとしての地位を不動のものにするか。その動向は、今後もゲーム業界の勢力図を占う上で重要な指標となるだろう。

※本記事は2026年6月26日時点の公開情報を基に作成しています。開発中のタイトルのため、発売日や仕様などは変更される可能性があります。最新の情報はSHIFT UPの公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

岡本晟楽はEIICHI JOURNALの編集長、代表。仮想通貨の価格分析からPR記事まで幅広い作成経験を持つ。元コインテレグラフジャパンの編集者。野村総合研究所。兵庫県神戸市出身、台湾・カナダなどの環境で学生時代を過ごす。世界的なメディアでの経験から仮想通貨に限らず政治、経済などの記事についても執筆をする。

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