30日の東京株式市場で、日経平均株価は4営業日ぶりに7万円の大台を回復した。午前11時30分時点では、前日比638.75円(0.92%)高の7万106.86円で推移している。前日の米国市場で主要株価指数が上昇し、特に半導体関連株が牽引した流れを引き継ぎ、東京市場でもハイテク株を中心に買いが先行した。
投資家心理に改善の兆し
前日の東京市場では、四半期末に伴う機関投資家の持ち高調整売りにより、一時1,300円を超える急落を演じる場面もあった。しかし、大引けにかけては押し目買いが入り、プラス圏で取引を終えるという「腰の強さ」を見せていた。この底堅さが投資家心理を支え、30日の寄り付きから買いが優勢となった。
半導体・AI関連に買い集まる
米国市場におけるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の3.83%高が、東京市場の半導体関連銘柄を強く刺激した。AI(人工知能)需要の拡大を背景とした成長期待は依然として根強く、市場では「調整局面は絶好の仕込み時」との認識が広がっている。
一方で、懸念材料も残る。米国とイランの協議を巡る不透明感が根強く、中東情勢への警戒感から原油先物価格は強含んでいる。また、外為市場での円安・ドル高進行に伴う為替介入への警戒感も、投資家の慎重姿勢を誘う要因となっている。
7月相場に向けた「地固め」
市場関係者の間では、6月末のこの動きを「四半期末の需給調整をこなし、次なる上昇に向けた地固め」と捉える向きが多い。テクニカル面でも、直近の下値が25日移動平均線でサポートされるなど、強気トレンドは維持されているとの見方が優勢だ。
今後は、本日発表予定の5月の鉱工業生産指数や失業率などの国内経済指標の結果を見極めつつ、7月からの新年度相場で一段の上値トライを目指す展開となりそうだ。
※本記事は2026年6月30日午前11時30分時点の市場情報を基に作成しています。株式投資は価格変動リスクを伴います。売買にあたっては最新の市場環境を確認の上、ご自身の判断で行ってください。
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