ビットコイン6万ドル回復、FRB議長発言で買い戻し

ウォーシュ議長「インフレリスクは低下」

仮想通貨ビットコインが1日、約1週間ぶりに6万ドル(約972万円)台を回復した。米連邦準備理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長がポルトガルのシントラで開かれた欧州中央銀行(ECB)年次フォーラムで、インフレリスクが低下したとの認識を示したことが買い戻しを誘った。

ウォーシュ氏は「インフレリスクは低下してきた。この中央銀行が2%を上回るインフレ目標に満足すると考えていた人がいたなら、失望することになるだろう。米国で物価の安定を実現する」と語った。一方で今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策判断については明言を避け、経済指標を見極めて議論するとの姿勢を示した。

AIが金融政策を変える可能性にも言及

ウォーシュ氏は人工知能(AI)投資の急拡大にも触れ、現在は需要側に表れている設備投資が、いずれ経済の供給力を押し上げるとの見方を示した。企業が自社株買いなどの財務戦略ではなく、生産能力の拡大を見込んで投資している点が過去と異なるとした。

ビットコインは6月、5月の米インフレ指標の上振れを受けて年初来安値となる5万8000ドル(約940万円)近辺まで下落していた。今回の発言を受けて24時間で約3%上昇し、時価総額は1兆2000億ドル(約194兆円)を回復した。ソラナは週間で約16%高と主要銘柄の中で突出した上昇となり、イーサリアムも3%超上げた。

もっとも、現物ビットコインETF(上場投資信託)からは資金流出が続いており、ブラックロックのIBITからは直近で2億1240万ドル(約344億円)が流出した。シティグループは1年後のビットコイン価格目標を11万2000ドルから8万2000ドル(約1328万円)に引き下げており、機関投資家の需要回復が持続的な上昇の鍵となりそうだ。

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株式会社日本総合政策研究所編集部では日本経済および国際問題まで幅広く記事を作成しています。仮想通貨のトレンド分析から各コインの解説そして不動産投資などマクロ経済から投資まで幅広いコンテンツを共有します。

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