マイケル・セイラー氏が率いる世界最大のビットコイン保有企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー、MSTR)は31日、8月24日から30日にかけてビットコイン(BTC)4603枚を追加取得したと米証券取引委員会に提出したフォーム8-Kで明らかにした。買い増しは6月21日以来、約2カ月ぶりとなる。
平均取得単価は8万318ドル
取得額は3億6970万ドル(約590億円)にのぼる。平均取得単価は8万318ドル(約1283万円)だった。これにより保有量は845050BTCに増えた。
原資は市場価格連動型(ATM)による普通株の売却だ。同期間の純収入6億280万ドル(約963億円)のうち、6割強をビットコインの取得に充てた。株式で調達して現物を積み増すという、同社が繰り返してきた手法をあらためて用いた形となる。
手元のドル準備は51億ドル
8月30日時点で、優先株の配当や負債の利払いを支える米ドル準備金「USDリザーブ」の残高は51億ドル(約8145億円)だった。ビットコインの取得や資本管理に幅広く使える「USDキャッシュ」は16億1000万ドル(約2571億円)となっている。いずれも未決済のATM入金予定額を含む。
停止した2カ月が意味するもの
注目されるのは、6月下旬から8月下旬まで買い増しが止まっていた点だ。この間、ビットコインは7月末に6万4000ドル台まで沈み、8月後半にかけて戻す展開をたどった。安値圏では動かず、7万8000ドル前後まで戻した局面で再び買いに出た計算になる。
株価と現物価格の関係次第で調達余力が変わるのが、この手法の宿命だ。ATMによる調達が細れば買い増しも止まる。2カ月の空白は、そうした資金繰りの制約が働いた可能性を示している。市場は次の開示で、買いが続くのかどうかを見極めることになる。
翻訳・編集 EIICHI JOURNAL
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