ビットコイン7万5000ドルを割り込む AI株式市場との価格乖離が明白に

ビットコイン

重要なポイント

ビットコイン価格が暴落している。AIブームの流れを受けて過去最高値を連発する株式市場とは対照的な動きを示した。米国の主要規制法案決定が延期になっていることが、仮想通貨トレーダーの心理に以前影響を与えている状況だ。

今週木曜日(2026年5月28日時点)におけるビットコイン(BTC)の7万8000ドルでの反落は、伝統的な株式市場との強い相関からの隔離を示した。水曜日に7万5000ドルを下回った一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック100指数は過去最高値を更新した。

ビットコインの価格反落を招いた原因は短期的に解決しそうになく、8万2000ドル超への強気のブイレクアウト発生の可能性を低下させている。

参照 https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=BINANCE%3ABTCUSDT

ビットコイン需要低迷の正確な理由は明らかにならない可能性が高いが、上場マイナーによる最近のBTC準備金売却とその後のAIインフラへの転換などの一連の動きが市場に影響を与えていることは明らかだ。直近の例ではテラウルフ(WULF US)がケンタッキー州で1ギガワットの高性能コンピューティング容量追加を発表した。

また日本でもデータセンターの設立など多くの動きが出ていることからAI主導の市場展開はこれからも続くだろう。仮想通貨市場の今後はAIとどれだけ関わりを持つことができるのか、AIとの存在証明をすることができるのかを議論することにかかっていると分析できるだろう

目次

新仮想通貨規制

仮想通貨市場の直近の値動きに大きな影響を与えている要素の一つに、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(DJT US)が金曜日、当時時価2億500万ドル相当だった2650BTCを仮想通貨取引所アドレスへ送金したことだった。データはルックオンチェーンによる、同社はドナルド・トランプ米大統領の一族が支配するメディア企業で、以前に平均取得価格11万8500ドル超で1万1542BTCを積み上げていた。

議会での規制進展が見られないこともまた、仮想通貨トレーダーの心理へ悪影響を及ぼしていると言えるだろう。「デジタル資産PARITY法」は、マイニングおよびステーキング報酬について、売却時まで課税を免除する形で仮想通貨規制を全面改正する法案である。この法案は5月に正式に提出されているが、現時点で公聴会や採決の日程は設定されておらず、進展がない状態だ。

同様に「デジタル資産市場CLARITY法」も上院本会議採決待ちの状態だが、正式日程は未定である。同法案はデジタル資産向け包括的市場構造フレームワークを整備し、商品先物取引委員会(CFTC)と米商取引委員(SEC)へ監督権限を分担させる内容となっている。また全てに成立済みのステーブルコイン法「GENIUS法」を補完するものだ。

FRB政策見通しが投資家を混乱させる

投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)によるより強力なバランスシート拡大を期待していた可能性が高い。米国債購入継続と市場への追加流動性供給を見込んでいたためだ。しかし、過去数ヶ月づいていた流れは4月に失速し、FRBの総資産は安定した。

仮想通貨市場は雲域が怪しい展開から抜け出すことができないが、AI産業に寄与する企業の時価総額は鰻登りに成長している。

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この記事を書いた人

岡本晟楽はEIICHI JOURNALの編集長、代表。仮想通貨の価格分析からPR記事まで幅広い作成経験を持つ。元コインテレグラフジャパンの編集者。野村総合研究所。兵庫県神戸市出身、台湾・カナダなどの環境で学生時代を過ごす。世界的なメディアでの経験から仮想通貨に限らず政治、経済などの記事についても執筆をする。

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