昨年の自民党総裁選期間中、高市早苗総理大臣の陣営が他候補者に対する誹謗中傷動画を作成していたとされる疑惑をめぐり、新たな展開があった。「文春オンライン」は2026年6月4日、高市総理の公設秘書と動画作成者とのやり取りとされる音声を公開した。
国会で問われた「音声の真偽」
同日開催された衆議院予算委員会において、中道改革連合の伊佐進一衆院議員は、公開された音声について、木下公設秘書本人であるかを確認するよう求めた。
これに対し、高市総理は以下のように答弁した。
- 当該音声が公開されているメディアが会員制の有料オンラインであることに言及し、「有料会員になって何か音を確認するとかいうそういったことは、私自身はとてもできなかった」と述べた。
- これにより、秘書本人の音声であるかどうかの確認は行っていないことを明らかにした。
繰り返される「記録はない」との主張
今回の音声公開に対し、高市総理は文春オンラインの報道姿勢を批判している。高市総理は、同メディアについて「これまでもこちらの言い分は関係なく、面識のない方の言い分でイメージ操作をしてきた」とし、有料会員になることへの拒否感を示した。
当該疑惑をめぐり、週刊文春は公設秘書と動画作成者とされる人物の間で、シグナルやLINEなどで67通ものやり取りがあったと報じている。しかし、高市総理はこれまで国会答弁において「週刊誌の記事にあったような内容は確認できないし記録もない」として、組織的な関与を一貫して否定している。


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