世界一の大富豪であるイーロンマスクにとって「宇宙」は彼の構想を実現するためのステージだ。
AIの派遣をめぐる国際競争の中、各国が地球上のデータセンター建設に数十億ドルを投じる一方で、スペースXのCEOであるマスクはエネルギーそして地球環境の問題、地球上の資源の制約性から、データセンターを宇宙に建設・設置するべきだと考えている。
イーロンマスクの考え
地球環境などの問題から、資源を効率的に活用するため長期的に見ればAIを宇宙に展開することこそが、規模拡大を目指す中で最も効率的な方法だ。
今月初めスペースXが自身のAI企業xAIを買収すると発表した際に、宇宙でのデータセンター建設の可能性について示唆した。
スペースXは軌道上のデータセンターとして機能する100万基規模の衛星コンステレーションの打ち上げを目指しており、その実現に向けた採用活動を行なっている。同社によれば各衛星は1トンあたり約100キロワットの計算能力を備え、年間で合計100GW規模のAI向け計算処理能力を提供できるという。

イーロンマスク氏は野心家だ。「宇宙でのデータ建設」など常人の感覚をはるかに凌駕する思想に疑問視の声も少なくない。それでもマスク氏はいつも通り、計画を進める方針だ。
「断言しよう。36ヶ月後、おそらく30ヶ月後にはAIを展開する上で最もj経済的に有利な場所は宇宙になる。」
起源を守らないことで知られるマスクはそう語り、「その時点で宇宙に拠点をおくことは圧倒的に合理的になる」と付け加えた。
イーロンマスク氏の計画について、マスクに約3時間にわたるインタビューを行ったドワーケッシュ・パテル氏は、宇宙にデータセンターを建設するという構想に異議を唱えている。
パテルは、エネルギーコストは通常のデータセンターの運用費全体の10ー15%に過ぎず、仮に宇宙で電力問題を解決できたとしても、保守や運用にかかるコストによって、その利点は相殺されるだろうと指摘した。
マスク氏はこの計画は狙いはエネルギー消費の削減ではなく、安定した電力供給の確保にあると反論した。「中国を除く地域の発電量を見れば、ほど横ばいだ。中国以外でデータセンターを設置するなら、一体どこから電力を確保するのか」と述べている。
データセンター
データセンターは莫大な資源を消費する施設だ。最大規模の施設では、1日に年ひとつ分の電力と、数百万ガロンの水を使用することもある。
2010年時点でアメリカ全体で311件だったデータセンター建設の許可申請数が2024年末までに約4倍の1240件に増加したことも明らかになっている。
エネルギー省によると、2023年にはアメリカの総電力消費量の4.4%をデータセンターが占めていた。国際エネルギー機関(IEA)も2024年には世界全体の電力消費量の約1.5%がデータセンターによるものになると推測している。

2030年までに計算需要の増大に対応するため、世界中のデータセンターに約6.7兆ドル(約1040兆円)のとうした必要にあると予測されています。
この需要を背景に、大手AI企業の設備投資も急拡大しておりテック大手全体の設備投資額は2026年に約6000億ドル(約93兆円)に達するとした見通しだ。アマゾンだけでも2000億ドル(約31兆円)の投資を計画していることが明らかになっている。
「宇宙が解決策」
スペースXはすでに宇宙ベースのデータセンタープロジェクトに向けた採用を開始している。
スターリンクエンジニアリングの副社長、マイケル・ニコルズは2月6日への投稿で宇宙データセンターの開発に向け、「多くの重要なエンジニア職」」を募集していると明らかにした。その一つがワシントン州レドモンドを拠点とする「宇宙用レーザーシステム担当エンジニア」だ。
電気料金が高騰し、住宅開発とデータセンターが土地を奪い合う北バージニア州のような地域にとって、データセンターを宇宙に移すという発想は魅力的に映るかもしれない。マスクにとってこの構想は極めてシンプルだ。
資源の効率的な利用と世界の資源や地球温暖化問題に対して非常に合理的な判断をするイーロンマスク氏が出した計画「データセンターの宇宙建設計画」の実現に眼が離せない。


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