GENIUS法施行へ ステーブルコイン規制が本格化、銀行参入が焦点

米初の連邦ステーブルコイン法が成立

2025年7月18日、米国で初めての連邦ステーブルコイン規制法「GENIUS法」(Guiding and Establishing National Innovation for U.S. Stablecoins Act)が成立した。上院で68対30、下院で307対122の賛成多数で可決され、トランプ大統領が署名した。施行は2026年末から2027年初頭にかけて本格化する見通しだ。

同法は、決済用ステーブルコインの発行者に対して、現金・短期米国債・保険付き銀行預金による1対1の準備金保有を義務付ける。発行者はその状況を毎月開示しなければならない。また、発行者が直接、利息に相当する収益を支払うことは全面禁止となる。時価総額100億ドルを超える大規模発行者は米通貨監督庁(OCC)の連邦規制体系へ360日以内に移行する必要がある。

USDTとUSDCが照準に

現在のステーブルコイン市場はテザーのUSDTが約67%、サークルのUSDCが約27%を占め、市場規模は2026年5月時点で2400億ドルを超える。テザーのパオロ・アルドイノCEOは、USDTがGENIUS法に準拠する意向を示した。

業界専門家の間では、バンク・オブ・アメリカやJPモルガンなどの大手銀行、ウォルマートやアマゾンといった大手小売業者がステーブルコイン発行に乗り出すかどうかが最大の焦点となっている。MITクリプトエコノミクス・ラボのクリスチャン・カタリーニ氏は「今後、銀行やフィンテック、大手小売業者を含むあらゆる企業がステーブルコインの発行を検討することになる」と語った。

日本への影響も

金融庁は同法の内容を踏まえて、国内でUSDTやUSDCを取り扱う事業者向けのガイドライン整備を進めている。日本では2026年6月1日に外国ステーブルコインを電子決済手段として解禁しており、GENIUS法下の規制との整合性が今後の課題となる。

翻訳・編集 EIICHI JOURNAL

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株式会社日本総合政策研究所編集部では日本経済および国際問題まで幅広く記事を作成しています。仮想通貨のトレンド分析から各コインの解説そして不動産投資などマクロ経済から投資まで幅広いコンテンツを共有します。

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