ビットコイン、上値の壁は7万9700ドル台 反転確認へ正念場

ビットコイン

ビットコイン(BTC)は今日1日午前3時26分時点で、バイナンスのテザー(USDT)建て市場で前日比0.04%高の7万8880ドル(約1260万円)で取引された。8月下旬の急落からは下げ止まったが、方向感は乏しい。市場は今週の米雇用統計を前に様子見に傾いている。

反転の条件は7万8340ドルの定着

テクニカル面では7万7165ドル(約1232万円)からの反転を試す動きが出ているものの、より大きな相場構造は依然として弱気だ。強気転換の信頼性が高まるのは7万8340ドル(約1251万円)を上回る水準で定着した場合であり、一時的にヒゲで抜けるだけでは足りない。

さらに7万9730~7万9920ドル(約1273万~1276万円)の帯を受け入れれば、相場構造の改善が明確になる。この帯が当面もっとも厚い上値抵抗といえる。ピボット分析でも8万41ドル(約1279万円)と8万763ドル(約1290万円)に抵抗が置かれており、8万ドル前後で売りが集まりやすい構図だ。

その上には直近高値にあたるフィボナッチ拡張1.0の8万2206ドル(約1313万円)が控える。この水準を明確に上抜ければ、次の目標は1.618拡張の9万7278ドル(約1553万円)となる。

下値は7万7000ドル前後が生命線

支持線側は7万7000ドル前後に集中している。スイングロー7万7056ドル(約1230万円)を維持できれば7万9373ドル(約1268万円)の抵抗を再度試す展開が想定されるが、割り込めば7万5000ドル(約1198万円)方向への下落リスクが高まる。

フィボナッチ0.786にあたる7万6988ドル(約1230万円)が直近の支えとなり、その下は0.618の7万3891ドル(約1180万円)が次の防衛線だ。週足での強気相場サポートバンドは20週EMAの6万9842ドルと50週SMAの7万301ドルの間にあり、ここを週足終値で割り込めばサイクル底の議論そのものが揺らぐ。

ETF資金フローに変調の兆し

需給面では変化が出ている。米ビットコイン現物ETFは8月28日に2億181万ドル(約322億円)の純流出となり、8月17日から27日まで続いた9営業日連続の純流入が途切れた。この9営業日で流入した資金は合計30億4400万ドル(約4861億円)にのぼり、8月20日には1日で6億629万ドル(約968億円)が入っていた。

もっとも流出額そのものは大きくない。米ビットコインETFの上場以来の累計純流入は約546億ドル(約8兆7200億円)、運用資産は約970億ドル(約15兆4900億円)に達しており、8月28日までの5営業日でみれば約9億2450万ドル(約1476億円)の純流入を保っている。同じ日、イーサリアムやXRP、ソラナのETFには資金が入り続けており、ビットコインだけが売られた形だ。

焦点は4日の米雇用統計

当面の最大の材料は4日発表の米雇用統計になる。強い数字が出れば米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が強まり、ビットコインには重しとなる。逆に弱ければ相場は息をつく。短期の地合いは、7万9373ドルを回復するまで中立からやや弱気とみるのが妥当だ。

ビットコインは7月30日の6万4780ドル(約1035万円)から8月28日には7万7846ドル(約1243万円)まで20.2%上昇した。それでも2026年の最高値12万6080ドル(約2013万円)からは大きく水をあけられたままだ。8月の戻りが底打ちだったのか、下降局面の途中の保ち合いにすぎないのか。答えは7万9700ドル台と7万7000ドル台のどちらを先に破るかで出る。

翻訳・編集 EIICHI JOURNAL

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株式会社日本総合政策研究所編集部では日本経済および国際問題まで幅広く記事を作成しています。仮想通貨のトレンド分析から各コインの解説そして不動産投資などマクロ経済から投資まで幅広いコンテンツを共有します。

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