アップルは6月8日(現地時間)、米カリフォルニア州クパチーノで年次開発者向けイベント「WWDC 2026」を開幕した。今回のカンファレンスは、ティム・クックCEOが主宰する最後のWWDCとなり、同社が「AI時代の幕開け」と銘打つ大規模な発表が相次いだ。
最大の目玉は、グーグルの「ジェミニ」と連携して刷新した新AIアシスタント「Siri AI」の発表だ。新しいSiri AIはアプリをまたいだ操作、画面上の情報の認識、個人の文脈を踏まえた回答生成などの機能を備える。プライバシー保護にも配慮した設計がされているという。
OSも「27シリーズ」に刷新
iOS 27、macOS 27、watchOS 27など主要なOSが新世代の「27シリーズ」に移行し、いずれもAI機能の統合が図られた。開発者向けのベータ版は今月中に配布が始まり、一般向けには秋に正式リリースされる予定だ。
WWDCは6月12日まで開催され、100以上のセッションや1対1のエンジニア相談も実施されている。ジェイピーモルガンのアナリスト、サミク・チャタジー氏は今回のWWDCを「SiriのAI改修という実質的な刷新が行われる重要なイベント」と評価していた。
長らくAI競争での出遅れを指摘されてきたアップルが、グーグルとの連携という異例の選択でAI戦略の巻き返しに出た格好だ。市場からの評価が注目される。
翻訳・編集 EIICHI JOURNAL


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