カチタスの4から6月期純利益は29%増、新築高騰で中古需要が拡大

中古戸建(きれい)
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過去最高の営業利益を記録した好決算

中古戸建て住宅の買い取りから再生販売までを一貫して手がけるカチタスが、2026年4から6月期の連結決算を発表した。この四半期の純利益は、前年の同じ時期と比べて29%増となる36億円だった。新築住宅の販売価格が上昇を続けていることや、市場における優良な物件不足を背景にしている。手頃な価格で購入できる中古住宅への需要が、急速に高まっていることが大きな要因だ。

本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比で28%増の55億円を記録している。これは四半期ベースの業績として過去最高となる記録的な水準だ。売上高についても、同25%増の439億円と非常に好調な推移を維持している。仕入れと販売の双方が大きく伸びたことが、全体の業績を強力に牽引する形となった。

同社は今後の成長を見据え、地方だけでなく都市部も含めた全国規模で物件の仕入れを拡充している。この積極的な事業展開が、収益の大幅な増加に直接結びついている。なお、今後の見通しとなる4から9月期および通期の業績予想については、従来の設定をそのまま据え置いている。

新築市場の逆風と中古住宅へのシフト

現在の新築住宅市場は、複数の厳しい外部環境の変化に直面し続けている。中東情勢の不確実性や物価全般の継続的な上昇にくわえ、環境規制の厳格化などが建築費の高騰を招いている。さらに、消費者が求めるような立地や条件を備えた新築物件そのものが、市場で限られている状況だ。

カチタスは7日に開かれた決算説明会の場において「新築で買いたい客が良い物件がないので中古を買っているケースがある」と現状を分析した。予算の都合から新築を諦め、より安価な再生住宅へと消費者のニーズが明確にシフトしている。関連ニュースでも指摘されている通り、同社は人工知能(AI)などの最新技術も駆使し、再生ビジネスのさらなる成長を図っている。

資源高と円安がもたらす金融市場への波及

住宅市場に影響を与えるマクロ経済や金融市場の動向も、目まぐるしい変化を見せている。今日の市場関連ニュースによると、商品市場では原油価格が上昇幅を一段と拡大した。米国の先物市場の力強い動きに連動する形で、安全資産とされる金価格もさらに高くなっている。

外国為替市場に目を向けると、円相場が下落傾向を示しており、1ドル159円台半ばで推移している。エネルギー価格などの原油高が、輸入に頼る日本経済への重荷になるとの強い懸念が円売りの要因だ。物価上昇の圧力が今後も続く中で、消費者の生活を防衛する意識はさらに高まる可能性が高い。

一方、今日の東京株式市場では、日経平均株価が前日比69円高と小幅ながら続伸した。半導体関連株を中心とした買い注文が見られたものの、全体としては市場参加者が少なく方向感には乏しい展開だ。また、日本株を対象としたアクティブETFの年初来リターンでは、地方銀行関連が46%高を記録して首位に立っており、市場の関心を集めている。

翻訳・編集 EIICHI JOURNAL

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この記事を書いた人

斎藤亮二は、EIICHI JOURNALで経済分野・不動産の記事執筆を担当するライター。不動産関連資格を有し、不動産売買、投資、市場動向に関する豊富な知識を持つ。横浜市出身。不動産ジャンルを得意としながら、株式や仮想通貨にも精通しており、幅広い市場ニュースを分かりやすく発信している。

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