韓国の半導体大手SKハイニックスは6月10日、今年8月をめどに米国でADR(米国預託証券)を発行し、ナスダックへの上場を目指すことを正式に表明した。調達額は最大140億ドル(約2兆2400億円)に達する可能性があり、近年の米国上場案件としては最大規模の一つとなる見通しだ。
同社は3月に米証券取引委員会(SEC)へ非公開で上場申請を提出していた。SECは6月22日の週にADR上場申請を承認する可能性があると伝えられている。上場の規模やタイミングについては「まだ決定していない」としている。
HBMでAI需要を取り込み、時価総額1兆ドル超
SKハイニックスはエヌビディアのAIアクセラレーター向けに高帯域幅メモリー(HBM)チップを供給する主要メーカーとして、AIブームの最大の恩恵を受けてきた。同社の株価は過去1年間で240%以上上昇しており、時価総額は5月以降に1兆ドル(約160兆円)を突破し、TSMCとサムスン電子に次いでアジア3社目の「兆ドル企業」となった。
2026年第1四半期の売上高は約52兆5800億ウォンで前年同期比198%増、営業利益は37兆6100億ウォンで同405%増、営業利益率は過去最高の72%を記録した。
米国上場は、これまで米国市場での投資が制限されていた機関投資家層への株主基盤拡大が主な狙いとされる。
翻訳・編集 EIICHI JOURNAL


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