米セールスフォースが、企業向けの人工知能(AI)基盤に米グーグルのモデルを取り込む。同社は6月15日に大型のソフト更新「サマー26」を提供し、目玉機能としてAI基盤「エージェントフォース」がグーグルの「ジェミニ3.5フラッシュ」に正式対応する。
複数AIを連携
新機能では、複数のAIを役割分担させて動かす仕組みや、業務チャット「スラック」を起点とした作業の流れが組み込まれる。担当者の指示を受けたAIが、社内の各システムをまたいで実際の業務をこなす利用形態を想定している。
採用されるジェミニ3.5フラッシュは、5月19日に提供が始まった廉価帯のモデルだ。処理が速く費用も抑えられる点が強みで、日常的な業務に向くとされる。
統治面に課題
一方で課題も指摘される。AIが各種の業務システムに働きかけて行動できる利点は、そのまま安全管理や統治の面での懸念にもつながるとの見方が出ている。業務を任せる範囲をどう線引きするかが、企業が導入を進めるうえでの論点になりそうだ。
各社が企業向けAIの売り込みを競うなか、今回の連携はモデル提供側とソフト基盤側の結び付きが一段と強まる動きを映している。
翻訳・編集 EIICHI JOURNAL


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