首都圏で最も「住みたい」と支持を集めている街は、2026年の調査でも横浜という結果になった。株式会社リクルートが発表した「SUUMO住みたい街ランキング2026 首都圏版」において、横浜が9年連続となる堂々の1位に輝いた。得点は1657点を記録し、2位の大宮に対して600点以上の大差をつけている。上位6駅の顔ぶれは前年と全く同じ順位となり、横浜を中心とした確固たる人気の構図が続いている。
交通利便性と商業機能が集積する大宮や吉祥寺が続く
横浜が長年にわたりトップの座を守り続けている要因は、その圧倒的な利便性にある。横浜駅には多数の鉄道路線が乗り入れ、東京方面への良好なアクセスを誇るうえ、駅周辺には大規模な商業施設が集中している。さらに市内にはみなとみらいや桜木町など、閑静な住宅地と商業・観光エリアが近接する魅力的な街も多い。今回の調査でも桜木町が22位、みなとみらいが29位に入るなど、複数の街がトップ50に名を連ねた。
2位には1041点を獲得した大宮が入った。大宮は新幹線を含む多数の路線が乗り入れる北関東最大級のターミナル駅であり、都心へのアクセスと充実した商業機能を兼ね備えている。3位は846点の吉祥寺となった。駅周辺の商業施設に加え、豊かな自然環境を持つ点が評価され、都心へのアクセスと良好な生活環境の両方を求める層から根強い支持を得ている。4位は恵比寿で794点、5位は東京で744点と続いた。
上位の顔ぶれは不動、高輪ゲートウェイなどが躍進
2026年のランキング最大の特徴は、上位の顔ぶれが前年から大きく変わらなかったことだ。1位の横浜から6位の池袋に至るまで、前年と全く同じ順位が並んだ。一方で順位や得点を大きく伸ばした注目の街も存在する。前年から最も得点を増やした駅は高輪ゲートウェイで、126点から191点へと大きく上昇している。得点上昇の2位は飯田橋、3位はセンター北となり、得点上昇トップ10のうち半数を神奈川県の駅が占める結果となった。
不動産価格や人口によらない「実際に住みたい街」の価値
本調査は首都圏に住む20〜49歳の男女を対象に実施され、有効回答数は9000人だった。回答者が住んでみたい駅を順位づけして集計しており、実際の人口や不動産価格を単純に基にしたランキングではない。あくまで生活者が「実際に住みたいと思う街」の人気を数値化したものだ。
都市部の住宅価格が上昇を続けるなかでも、単なる交通利便性だけでなく、商業施設の充実度や街の雰囲気などが街選びを左右する重要な要素となっている。9年連続で横浜が首位となった結果は、単一の優れた機能だけでなく、都市としての総合的な魅力が高く支持されていることを明確に示している。
翻訳・編集 EIICHI JOURNAL


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